アニメグラスでファイアーボールと冷えたカクテル(第10回記事)
アニメグラスでファイアーボールと冷えたカクテル(第10回記事)
前回の記事はこちら→第9回記事
2月ということもあり外は雪が凄いので、せめてビジュアル的にでも温かくなる映像(ファイアーボール)をアニメグラスに映してみた。
カクテルの名前は冷たいファイアーボールであろうか。
寒い日や雪中キャンプで、アニメグラスでマグマやファイアーボールの動画を映して冷たい飲み物を飲むのも味覚を錯覚させて面白いかもしれない(視覚的や聴覚的には燃えているのに冷たい飲料という謎なカクテルが作れるかも)。
アニメグラスとペット動画は好相性?(第9回記事)
今年は寅年にちなんで、ネコをアニメグラスに映してみた。
アニメグラスとペット動画は好相性かもしれない
カクテルの名前はスパークリング毛玉であろうか。
アニメグラスの炭酸飲料内ではしゃぐ子ネコの動画は中々に新鮮な体験だった(UnityやMMD等で猫のモデルやCGにボーンを入れてグラスの傾斜角度で動かしても面白いかも知れない)。
アニメグラスとアニメ動画の相性(第8回記事)
アニメというかセル画調、またはトゥーンレンダリングはアニメグラスと相性が良いかも知れない。
ちなみに下記はアニメグラスにLive2Dで作ったアニメを映したデモ画像のキャプチャ(水レンズで平凸レンズに投影しているのでカーブドスクリーンのように立体的に見えたりする)。なおMMDやUnityが得意な方は3Dモデルを市販のスマホ用キーボードやゲームパッドを使ってグラスの中のアニメキャラ(まあ、実写でも良いけど)と語り合うオリジナルアプリを作ってみても面白いかも。
漆黒に浮かぶ飲乳ちゃんが素敵だ。カクテルの名前は飲乳 in the darkだろうか。
なお、飲乳ちゃんというのはアニメグラス公式キャラクターだったりする↓
飲乳ちゃん(商標第6473672号、商標第6483149号他)
アニメグラスのネーミングと商標登録2(第7回記事)
前回記事で、「アニメグラス」の製品名決定の経緯を説明したが、
先日、酒宴の席で友人から
「自分もカッコいい商標取りたいやけれども、弁理士に頼らずに自力で取得出来る?」
という相談を受けた。
結論だけ言うと、YESである(以前、特許庁の方に聞いたことが有るが、
「商標出願程度なら自力でやる人も結構多い」とのことである。
ただし、確実性を考えるとやはり専門の弁理士或いは知財専門の弁護士先生*1に相談した方が良い(商標取得後の年金(商用登録維持費用)納付の管理もエクセルとかで自分でやると結構面倒だし、私の経験上、少なくとも拒絶対応は専門家にお願いした方が良いと思う)。
*1、「アニメグラス」の商標出願時には弁理士先生にお願いした。アニメグラス関しては学生時代から準備していたお蔭で特許や意匠はおろか、COMやJPなどのanimeglass文字でのドメインに至るまで商標出願時には全て取得出来ていた為、それらの資料を「早期審査に関する事情説明書」に添付して早期審査請求を掛けてもらった(早期審査請求すると商標の審査結果到着が半年程度に短縮できる。但し最近は審査着手スピードがかなり改善されたのかわざわざ早期審査請求しなくても結構早く(具体的には6ヵ月〜7ヵ月ぐらい?)査定結果が返ってくることが多い)。それが何らかの形でプラスに働いたのかは分からないが(ひょっとしたら審査には直接関係無いかも知れないが)、商標は「アニメグラス」と「animeglass」(英文字)共にすんなりと取れた(審査は3か月程度で終わった)。弁理士先生たちと関係者各位に感謝である。
アニメグラスのネーミングと商標登録(第6回記事)
製品を作る上で重要で難しいのはネーミングである
通常、製品が開発中の場合、機密性を高めたり何となくカッコいいとの中二病的な理由から開発用のコードネームを付けることが多い。
ちなみに、「アニメグラス」(商標6373932号)の開発コードネームは「導波管グラス」という名前だった。「導波管」という言葉は専門的っぽい響きがありカッコ良かったが分かり難いということで、開発終盤に「グラスフォン」というコードネームに変更した。
このコードネームは個人的にも気に入っており、このままこれを「アニメグラス」の代わりの製品名にしようということで、特許庁に商標登録(第6068500号)もしたのだが、「グラスフォン」というネーミングでは携帯電話や通信のみを連想させてしまい、携帯やスマホ専用のグラスという間違ったメッセージ*1を消費者に送ってしまう危険性があったため、飲乳器(商標6250855号)というコードネームに改名した。
ちなみに、このコードネームも個人的には大変気に入っており、このまま製品名にすべく商標登録も行った。このネーミングの商標登録は、世間体も有り少し恥ずかしかったので、弁理士や弁護士にお願いせずに自分で出願した(自分で特許印紙12,000円分(1区分)を貼り特許庁に簡易書留で郵送した)。特に特許庁から拒絶通知*2が来ることもなく、出願から半年ぐらいしてから商標取得が出来た。
なお、諸般の事情*3により最終的な製品名は、結局、
「アニメグラス」という代り映えのしないネーミングに落ち着いた。ネーミングは本当に難しい。
*1、アニメグラスは格納部に入るサイズのディスプレイなら携帯電話だけでなく、なんでも利用可能(別に携帯専用という訳では無く、デジタルフォトフレームや小型ゲーム機なども利用可能)。
*2、特許庁の各審査官が起案する商標の合否結果通知書(不合格結果の通知書)みたいなもの。
*3、他にも「遠隔キスグラス」(商標6294259号)や顔面転送グラスというネーミングも考えていたのだが、スポンサーに相談したところ「えっ、アニメグラスで決定済やけど?また狂ったの?肩でも揉んであげようか?」と優しく諭されたので、いずれも却下となった。以下は当時のスポンサー(多分強化系の使い手、たまに円も使える模様)の笑顔の回想イメージである。
次回につづく。
アニメグラス発明者であり氷河期技術者である無能社長のメモ書き(駄文)です。アニメグラスの開発秘話や特許取得の裏話などゆるりと書いていくつもりです。あまり内容の無いブログですが見てやってください(当ブログはリンクフリーです)。